色々な意味で頭がクラクラするような推薦図書リスト [読書/感想/レビュー]
お久しぶりです。
今日は雨傘Pのちょっとだけ黒い本棚からおすすめの本をピックアップしてみたよ!
なんとなく実験的だったり読んでて頭がクラクラしたり読後感が奇妙な本が中心。ほとんどが怪奇幻想ホラーミステリの世界です。
波長が合わない人はホントに合わないでしょうが、逆にはまったらクリティカル、な本が多いでしょう。
さ、目眩くステキな世界へ、いざ。
表紙画像を踏むとAmazonに吹っ飛びます。
※一昔の本ばかりなので、絶版御免です。Amazonにない場合は古本屋か最寄りの図書館を探してね。
・海外編
『薔薇の名前』/エーコ
碩学の紡ぐ目眩く知の伽藍。
『フーコーの振り子』/エーコ
『変身』/カフカ
『カフカ短編集』/カフカ
この短編集には入っていないが「断食芸人」もおすすめ。
『鏡の中の鏡』/エンデ
ドイツ語の持つ不思議な言語感覚が訳文からも感じ取れる。
『自由の牢獄』/エンデ
『ゴールデンボーイ』/キング
表題作はキングの中で一番好きさ。映画は微妙。
『ペット・セマタリー』/キング
"見てはならない場所 行ってはならない場所へ愛が連れて行く" 映画は最悪。
『ミザリー』/キング
『死のロングウォーク』/バックマン
『月の骨』/ジョナサン・キャロル
『死者の書』/ジョナサン・キャロル
『蠅の王』/ゴールディング
『ロウフィールド館の惨劇』/レンデル
『クリスマス13の戦慄』/アシモフ(編)
クリスマスをテーマにしたアンソロジー。「終身刑」が凄く印象に残っている。
『不思議の国のアリス』/ルイス・キャロル(福島正実訳)
古典。若干硬め訳が好みなのです。訳者でだいぶ雰囲気変わりますものね。
『鏡の国のアリス』/ルイス・キャロル(岡田忠軒訳)
古典。
『アクロイド殺人事件』/クリスティ
古典。
『モンテ・クリスト伯』/デュマ
古典。
『完訳 グリム童話』/グリム兄弟(編)
古典。この訳が一番読み心地がよい。挿絵の版画もステキ。
『ポオ小説全集』/ポオ
古典。「赤死病の仮面」とか。異色なものでは「メルツェルの将棋差し」なんてのも。
『ラヴクラフト全集』/ラヴクラフト
古典。ほとんど忘れてしまったが、「エーリッヒ・ツァンの音楽」「インスマウスの影」とか「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」とか。
・国内編
『匣の中の失楽』/竹本健治
第四の奇書と目される変格探偵小説。これのおかげで変格推理しか読めなくなった。
『ウロボロスの偽書』/竹本健治
ミステロイド(擬似推理小説)。他の作品にも通底する荒涼感。
『閉じ箱』/竹本健治
短編集。「月の下の鏡のような犯罪」「陥穽」「氷雨降る林には」「仮面たち、踊れ」など。
『囲碁殺人事件』(ゲーム三部作)/竹本健治
『将棋殺人事件』(ゲーム三部作)/竹本健治
『トランプ殺人事件』(ゲーム三部作)/竹本健治
『ドグラ・マグラ』/夢野久作
語りえぬものについては、沈黙しなければならない。
『人間腸詰』/夢野久作
この短編集には入っていないが、「瓶詰めの地獄」も秀逸。
『とらんぷ譚』/中井英夫
連作短編集。『虚無への供物』もいいけど、私はこれを推したい。
『江戸川乱歩全短篇〈3〉怪奇幻想』/江戸川乱歩
目眩く世界。乱歩は偉人である。
『薔薇忌』/皆川博子
『骨笛』/皆川博子
『聖女の島』/皆川博子
『ノーライフキング』/いとうせいこう
"問題は、ディスコンゲームだ!"
『屍鬼』/小野不由美
日米の文化の違い。
『黒い家』/貴志祐介
個人的には今まで読んだ中で一番怖い小説。映画は微妙。
『MOUSE』/牧野修
独特な雰囲気の作家。疾走(失踪?)する言語感覚。
『忌まわしい匣』/牧野修
しかしグロ表現とか好みはかなり分かれそうだ。
『だからドロシーかえっておいで』/牧野修
『楽園の知恵――あるいはヒステリーの歴史』/牧野修
『メドゥサ、鏡をごらん』/井上夢人
単行本版の帯”おまえたちみんなしんでしまえ”
『クラインの壺』/岡嶋二人
NHK教育のドラマで昔やってた。
『墓地を見おろす家』/小池真理子
邦モダンホラーの先駆け。
『迷宮――Labyrinth』/倉阪鬼一郎
たぶん読後感は「これはひどい」「何これ?」「これはすごい」のいずれか。
『十三の黒い椅子』/倉阪鬼一郎
『怖い絵』/久世光彦
綺麗な本。
『夜啼きの森』/岩井志麻子
『悦びの流刑地』/岩井志麻子
『人形館の殺人』/綾辻行人
館シリーズの一つ。
『暗黒館の殺人』/綾辻行人
館シリーズの一つ。
『フリークス』/綾辻行人
『どんどん橋、落ちた』/綾辻行人
唖然。
『異形博覧会』/井上雅彦
場末の映画館を彷彿させるショート・ショートたち。
『霧が晴れたとき』/小松左京
短編集。
『鉄鼠の檻』(京極堂シリーズ)/京極夏彦
エキゾチック日本。
『チューイングボーン』/大山尚利
電車に乗ってビデオを撮るだけの簡単なお仕事。
『CURE』/黒沢清
同名映画の監督が書いている。
『姉飼』/遠藤徹
衝撃を受けた。しかし表題作以外はイマイチ?
『OUT』/桐野夏生
弁当工場で働くおばさん達の話。
『夏の滴』/桐生祐狩
この読後感は特異。たぶんこれは嫌いな人が多そう。
今日は雨傘Pのちょっとだけ黒い本棚からおすすめの本をピックアップしてみたよ!
なんとなく実験的だったり読んでて頭がクラクラしたり読後感が奇妙な本が中心。ほとんどが怪奇幻想ホラーミステリの世界です。
波長が合わない人はホントに合わないでしょうが、逆にはまったらクリティカル、な本が多いでしょう。
さ、目眩くステキな世界へ、いざ。
表紙画像を踏むとAmazonに吹っ飛びます。
※一昔の本ばかりなので、絶版御免です。Amazonにない場合は古本屋か最寄りの図書館を探してね。
・海外編
『薔薇の名前』/エーコ
碩学の紡ぐ目眩く知の伽藍。
『フーコーの振り子』/エーコ
『変身』/カフカ
『カフカ短編集』/カフカ
この短編集には入っていないが「断食芸人」もおすすめ。
『鏡の中の鏡』/エンデ
ドイツ語の持つ不思議な言語感覚が訳文からも感じ取れる。
『自由の牢獄』/エンデ
『ゴールデンボーイ』/キング
表題作はキングの中で一番好きさ。映画は微妙。
『ペット・セマタリー』/キング
"見てはならない場所 行ってはならない場所へ愛が連れて行く" 映画は最悪。
『ミザリー』/キング
『死のロングウォーク』/バックマン
『月の骨』/ジョナサン・キャロル
『死者の書』/ジョナサン・キャロル
『蠅の王』/ゴールディング
『ロウフィールド館の惨劇』/レンデル
『クリスマス13の戦慄』/アシモフ(編)
クリスマスをテーマにしたアンソロジー。「終身刑」が凄く印象に残っている。
『不思議の国のアリス』/ルイス・キャロル(福島正実訳)
古典。若干硬め訳が好みなのです。訳者でだいぶ雰囲気変わりますものね。
『鏡の国のアリス』/ルイス・キャロル(岡田忠軒訳)
古典。
『アクロイド殺人事件』/クリスティ
古典。
『モンテ・クリスト伯』/デュマ
古典。
『完訳 グリム童話』/グリム兄弟(編)
古典。この訳が一番読み心地がよい。挿絵の版画もステキ。
『ポオ小説全集』/ポオ
古典。「赤死病の仮面」とか。異色なものでは「メルツェルの将棋差し」なんてのも。
『ラヴクラフト全集』/ラヴクラフト
古典。ほとんど忘れてしまったが、「エーリッヒ・ツァンの音楽」「インスマウスの影」とか「チャールズ・ウォードの奇怪な事件」とか。
・国内編
『匣の中の失楽』/竹本健治
第四の奇書と目される変格探偵小説。これのおかげで変格推理しか読めなくなった。
『ウロボロスの偽書』/竹本健治
ミステロイド(擬似推理小説)。他の作品にも通底する荒涼感。
『閉じ箱』/竹本健治
短編集。「月の下の鏡のような犯罪」「陥穽」「氷雨降る林には」「仮面たち、踊れ」など。
『囲碁殺人事件』(ゲーム三部作)/竹本健治
『将棋殺人事件』(ゲーム三部作)/竹本健治
『トランプ殺人事件』(ゲーム三部作)/竹本健治
『ドグラ・マグラ』/夢野久作
語りえぬものについては、沈黙しなければならない。
『人間腸詰』/夢野久作
この短編集には入っていないが、「瓶詰めの地獄」も秀逸。
『とらんぷ譚』/中井英夫
連作短編集。『虚無への供物』もいいけど、私はこれを推したい。
『江戸川乱歩全短篇〈3〉怪奇幻想』/江戸川乱歩
目眩く世界。乱歩は偉人である。
『薔薇忌』/皆川博子
『骨笛』/皆川博子
『聖女の島』/皆川博子
『ノーライフキング』/いとうせいこう
"問題は、ディスコンゲームだ!"
『屍鬼』/小野不由美
日米の文化の違い。
『黒い家』/貴志祐介
個人的には今まで読んだ中で一番怖い小説。映画は微妙。
『MOUSE』/牧野修
独特な雰囲気の作家。疾走(失踪?)する言語感覚。
『忌まわしい匣』/牧野修
しかしグロ表現とか好みはかなり分かれそうだ。
『だからドロシーかえっておいで』/牧野修
『楽園の知恵――あるいはヒステリーの歴史』/牧野修
『メドゥサ、鏡をごらん』/井上夢人
単行本版の帯”おまえたちみんなしんでしまえ”
『クラインの壺』/岡嶋二人
NHK教育のドラマで昔やってた。
『墓地を見おろす家』/小池真理子
邦モダンホラーの先駆け。
『迷宮――Labyrinth』/倉阪鬼一郎
たぶん読後感は「これはひどい」「何これ?」「これはすごい」のいずれか。
『十三の黒い椅子』/倉阪鬼一郎
『怖い絵』/久世光彦
綺麗な本。
『夜啼きの森』/岩井志麻子
『悦びの流刑地』/岩井志麻子
『人形館の殺人』/綾辻行人
館シリーズの一つ。
『暗黒館の殺人』/綾辻行人
館シリーズの一つ。
『フリークス』/綾辻行人
『どんどん橋、落ちた』/綾辻行人
唖然。
『異形博覧会』/井上雅彦
場末の映画館を彷彿させるショート・ショートたち。
『霧が晴れたとき』/小松左京
短編集。
『鉄鼠の檻』(京極堂シリーズ)/京極夏彦
エキゾチック日本。
『チューイングボーン』/大山尚利
電車に乗ってビデオを撮るだけの簡単なお仕事。
『CURE』/黒沢清
同名映画の監督が書いている。
『姉飼』/遠藤徹
衝撃を受けた。しかし表題作以外はイマイチ?
『OUT』/桐野夏生
弁当工場で働くおばさん達の話。
『夏の滴』/桐生祐狩
この読後感は特異。たぶんこれは嫌いな人が多そう。
初めまして、久しぶりに伺ってみたところ記事が更新されていて思わず
書き込ませていただきました。雨傘Pさんの作られる曲はもはや私にとってはなくてはならないものです。それくらい大好きです。ひっそりとですがいつも応援しております。
おすすめの本…いろいろと興味深かったので機会を見つけて読んでみたいです。
乱歩は人間椅子くらいしか知らないのですが…;
by やね (2010-07-11 01:39)
>やねさん
どうも返信が遅くなってしまってすみません、rainydayです。
応援ありがとうございます。なんとか細々と食いつないで曲を作っていく所存ですのでどうぞあたたかい目で見守ってやってください。
乱歩は短編の通俗小説がおすすめです。どうぞご一読を。
rainyday
by rainyday (2010-08-27 01:18)